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実践四柱推命-離婚をしようと悩んでいます【昭晴(アキハル)占い鑑定所】


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占い鑑定士昭晴(akiharu)です。音譜

 

 実践四柱推命-離婚をしようとんでいます

 

【相談内容】

夫婦が自営業をしていますが、実質的には奥さんがほとんど全ての部分を一人で責任を負って進めています。

反面、夫は仕事嫌いな人で、金銭欲だけであり、さらに、浮気まですると言っています。

普段は反省するふりをしながらも、お酒を飲むと無責任な行動がコントロールできないと言います。

頼る人もなく一人で働くのも大変なのに、夫が無責任過ぎるので

 

「もう少し信じて待ってくれれば改善されるでしょうか。」

「それとも、早く別れなければという思いだけです。」 という内容です。

 

下は夫の命式です。

 


 

【命式の分析のテクニック】

命式を分析した経験が多い方は、命式を見ると何かが目に飛び込んできます。

つまり、命式の特徴が一目に入るので、遅滞なく分析が可能ですが、

 

そうでない人は、

 

「命式をためらわずに分析する人はすごい」

「漢字八文字でその人の特徴をどうやって知ることができるの」 と思います。

経験が浅い方はどこから、何から、見るべきか戸惑うのは当然でしょう。

 

そして、理論の勉強を完全にやり遂げたからといって、命式をスムーズに分析できるのではなく、理論の勉強をしながら、命式を分析する練習も同時にしなければなりません。

 

数学勉強をする時、公式と分析の練習を同時にすると、問題への適応力が増すのと同じ理屈です。

 

 

⓵陰陽五行の組み合わせを把握する

 

命式で最も多く占めている五行が何なのかから把握します。

 

この命式の中では土の気運が最も多く、癸丑月柱の丑土は月支にあるので他の年日時の地支より2倍以上の気運を発揮します。

つまり、この命式の土の気運は月支を含めて4つであるので、その気運が多すぎると言えます。

 

そして土の気運が財星運なので、財多身弱の命式と考えられますが、印星と比肩劫運も少なくないので、財多身弱かどうかを考える必要があります。

 

しかし、命式の組み合わせで、身弱・身強も重要ですが、五行の組み合わせがどのようになっているかが重要だと思います。

 

一つの五行が多いというのは他の五行が入ってくる場所はないというのと同じです。

つまり、土の気運が多いので他の五行の気運が入ってくるのが大変だということです。

 

次に、ない五行の気運を見ると、火の気運と金の気運がないということを知ることができます。

 

整理すると、

 

『この命式は土の気運が最も強い反面、火の気運と金の気運がないため、食神傷官と官星がない』 ということを把握することができます。

 

次に、命式に現れていない五行は再び蔵干で探さなければなりませんが、命式に現れていない五行が蔵干にはあるのとないのは天と地ほどの差があります。もし蔵干にもないなら、時期による運、つまり年運や大運を調べる習慣をつける必要があります。

つまり、五行は一つでも抜ければ困るという意味です。蔵干にもなく、命式にもないなら、その命式は大きな弱点を持っていると言えます。

 

この命式では幸いにも蔵干に火の気運と金の気運が2つずつありますが、命式自体にないというのはそれだけ力が弱いという意味です。

 

⓶命式の主人公の性向を分析する

 

命式の性向を把握する時は天干も重要ですが、地支を優先的に見なければなりません。

 

まず、この人の命式は華蓋殺が多いです。

 

この華蓋殺は運で未土があれば、辰戌丑未の四刑殺になっており、今の51大運、己未大運がこの人の人生で最も良くない運勢だと言えます。辰丑丑未の四刑殺が成立すると、健康に深刻な問題が生じたり、事故によって回復不能になったりすることも多々あります。場合によっては事業の倒産や離婚のケースもあります。

 

この人のように命式の組み合わせが良くない場合や五行が偏重されていればさらに悪い結果が現れることもあります。

 

奥さんの話によると、夫が50歳から浮気をし始めたのですが、最近は外泊も頻繁だそうです。

男性の立場で財星は女性です。つまり、この人は財星の気運があまりにも過度なので、一人の女性で満足しにくい人だということです。妻一人だけを見て生きるのは難しい人です。

 

ところで、

50代の己未大運は天干支すべてが土の気運でありながら忌神運なので、女性が強く入ってくる運だと見ることができます。

 

もちろん、男性の50代は妻との関係で少し疎遠になる時期ですし、他の年代に比べると浮気の可能性が少し高いですが、この人の命式と大運を比べると、50代に女性の問題が起きる可能性が非常に高いと考えられます。

 

 

⓷命式当事者の性格と特徴を把握する

 

奥さんによると、夫は仕事をしないようにしていて規則正しい生活をしていないそうです。

 

四柱推命で規則的な生活は官星です。男性の立場で官星というのは肉親的な観点では、子供を表し、社会的な観点では仕事運、名誉運を示し、心理的な観点では自分を抑制する、心理的な抑制力、つまり規律、規則、倫理などを意味します。

 

普通の命式には官星があってこそ、日常生活で自分をコントロールする力やルール、正義感などがありますので、正しい性向の人だと言えます。

 

官星がないというのは、男性の立場では大きな弱点だと言えます。特に家庭的な部分において大きな弱点です。なぜかというと、男性の官星は家庭的な面で見れば、子供運が弱いという意味ですが、これはいろいろと解釈することができます。

 

財星の強い人はお金に対する執着が強いですが、この人は食傷がないので、お金を稼ごうとする努力と行動力が不足して、お金に強い執着ばかりです。つまりこの人の心理は「無料が好きな人だ」と言うことができます。

 

以上に、命式を分析しましたが、一つの命式で何時間も説明できますが、文章で上げる限界があることをご了承ください。



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