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女性にとって傷官とは本当に悪い存在なのか?|世田谷区の占い師【昭晴占い鑑定所】

 

運命は人生のガイドラインを提示しますが、その道を作っていくのは運命のです。ビックリマーク

 


女性にとって傷官とは本当に悪い存在なのか?

 

傷官見官、剋洩交集、制殺太過…

内容は多少異なるが、共通して傷官と正官の関係を表現する四柱推命用語だ。

相談する時、特に女性は官星を夫と解釈して、傷官が多いと非常に悪く解釈する。

 

それでは女性にとって傷官というのがそれほど悪い存在なのか?

本当に女性の命式に傷官があると、本当に運勢が悪いのか?

もし、悪いならどんなに悪いことか?

ただ、命式原局に傷官のある女性は、男性に問題が多い女性なのか?

古典四柱推命学で傷官はなぜ凶神として扱われ、正官はなぜ吉神として扱われるのか?

"良い、悪い"の基準は誰が作ったのか?

 

 

吉凶と関係なく、傷官と正官を純粋に解釈すると、

 

正官は日干、比肩、劫財を剋する。特に、劫財をもっとひどく剋する。(陰陽が同じなら、剋するの作用が強い。)

言い換えれば、自分と自分以外の世界の人々を統制するため、通訳をすれば"社会"といえる。

"社会"といってもいいし、"秩序"と言ってもいい。それに状況に応じて"職位"、"既得権の権利"、"固定観念"、"原理原則"など···

まあ、通弁を応用すれば多いが理解しやすいように"秩序"にしてみよう。

 

それでは、正官を剋する傷官は何というべきか? 正官が"秩序"なので、傷官は"革命"と言える。

傷官…言葉どおり官を傷つけるからと言って"傷官"と言う。

官という文字が狭い意味では官職であり、権勢だが、広い意味ではこの世を治める"秩序"と言える。

 

 

簡単明瞭に解釈すると···

"既存の秩序を守っていくこと"が正官で、"新しい秩序を持ち出すこと"が傷官になる。

政治的に表現すると、正官は"保守"になり、傷官は"進歩"になり、

組織団体の基準で見ると、正官は"主流(major)"となり、傷官は"非主流(minor)"なる。

 

じゃ、これをまた男女の家庭生活に縮小するなら···

命式に正官が強い女性は "ご主人の意志に従います" と言う女になるわけだし...

命式に傷官の強い女は、"あなた!そうじゃなく、私の言うことを聞いてみろ"という女性になるのだ。

 

つまり、正官は過去の男性中心の家父長制度に逆らわず、その意に従うということであり(既存の秩序を守っていくこと)

傷官はあえて男性がしなくても女性である自分が十分に家長になれるということになる。(新しい秩序を持ち出すこと)

 

 

それでは、'古典四柱推命学'では、なぜ正官は吉神と解釈し、傷官は凶神と解釈したのだろうか。

 

それは恐ろしいからそうなったのだ。

 

何が怖いだろうか。

 

まさに支配層が被支配層に既得権を奪われるのが怖いからだ。過去の身分社会時代の家庭では、男性が社会の支配層だった。相対的に女性や賤民は支配される被支配層にならざるを得ないのだ。

 

身分社会というのは一度身分が決まれば死ぬまで変わらず、それが子々孫々につながるものだ。

このような社会システムが壊れるのを誰が一番嫌うだろうか。

 

当然、支配層だ。

 

そうしてこそ、女性は男性のために自分の人生を捧げて一生を犠牲にし、賤民たちは死ぬまで汗を流して働きながら字を勉強する自分の主人を面倒見してあげなければならないから!!!

 

そんな理由で傷官は"所信"に統変することができる。他人の視線を意識しないこと、不当なことは不当だといえるのである。

 

既存の秩序とシステムが長くなったとしても、それを果敢に変えることができることを意味する。

今は正官の時代ではなく、傷官の時代だ。権力者も間違えれば、国民の審判を受けるのが現代民主主義社会だ。

 

 

 

大勢だとか、流行だとか、トレンドだとか、過去に比べて社会の秩序や基準が随時変わる。かつてないほど世の中の変化が早く、激しい。その変化に適応できなければ淘汰され、落伍者になるのだ。

正官は変化を恐れ、傷官は変化を渇望する。

永遠な1位も永遠な最下位もない現代民主主義社会において、傷官ほど良い吉神があるだろうか。

 

変化を恐れないのが傷官だ。

 

無から有を創造するのが傷官だ。

 

それで傷官は"革新"に通変することができる。

 

事実、傷官があったからこそ人類文明が発展したと言っても過言ではない。

もし、人間社会に傷官がなかったら、人間はまだ原始時代の姿を維持しているかもしれない。科学も既存のものに満足せず、絶えず問題を提起する"傷官"があったからこそ、科学が発展したのだ。

 

 

男女平等時代に、これ以上女性の命式に傷官があると悪く見るのは本当に愚かなことだ。

"家長は男性だ"と太初から決まっているのか? 男性であれ女性であれ、能力のある人が主体になるのが家長だ。経済能力が女性のほうが良ければ、女性が出てお金を稼ぎ、男性が家で女性の面倒を見ることもできる。

 

なぜ、男性という理由で、無条件に出てお金だけ稼がなければならないのか?もてなしだけ受けようとするのか。能力次第で行動し、能力次第で優遇されるのが今の時代だ。

 

人が人を蔑ろにするのはその人の人間性であり、その人の命式ではない。

命式というのはその人の生き方であり、その人の道徳性ではないのだ。

もちろん命式というのが生まれつきの気運だからその人の気性に影響を及ぼすのは事実だが...

人の性格は先天的な命式よりは後天的な家庭教育がもっと大きく影響する。

 

命式が下格で、良くない命式も後天的に教育がしっかりしていれば、いくらでもこの社会に必要な人材になれるのだ。人生というのは先天的なものが影響を及ぼす部分もあるが、後天的に作られる部分もあるからだ。

 

女性のみなさん!

自分の命式に日支傷官があるからといって、格局が傷官格の命式からといって、命式原局に傷官が多いからといって、ひるまないでほしい。

 

結婚生活しながら夫とトラブルがよく起こるのが関係のある女性ですが。。。

経済的な困難に直面した時、夫の代わりをする義理のある女性が、傷官を持つ女性だ。

誰が干渉しなくても、自発的に自分と家庭のために努力する女性が、ほかならぬ"傷官"を持つ女性だ。

 

"正官を持った女性が最高!"という戯言は、家父長的な男性たちの固定観念にすぎない。


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-昭晴-

                                

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