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男無しで楽しく生きる制殺太過の女
制殺太過は食神、傷官が強すぎて偏官、正官を厳しく剋することをいう。
原則的には食神、傷官が偏官を剋することをいうが、広義に正官を厳しく剋することも含む。
正官を含む理由は、方向性よりも勢力の違いだからだ。
食神、傷官ともに官殺を剋するが、その勢力が強すぎると官殺の問題が生じる。
制殺太過の成立条件は?
1. 身弱の命式が
2. 食傷が太過(太過、強すぎるという意味)し、
3. 官殺を剋するが、
4. 剋される官殺そのものが不及(不及、弱すぎるという意味)でなければならない。
身強なら制殺太過とは言えない。
身強でありながら弱い官殺を剋すると、背祿逐馬であり、制殺太過とは言えない。
剋する食傷が弱くても条件が成り立たない。
食傷が弱ければ食神制殺であり、制殺太過とは言えない。
また、剋される官殺が強くても条件が成り立たない。
食傷も強く、官殺も強ければ剋洩交集であり、制殺太過とは言えない。
命式の構成によって多様な通弁が出ることがあるが、制殺太過というのは相手のいかなる干渉も自分が許さないという意味だ。
しかし、身弱なら周りの支持を得られず、結果的に一人で孤軍奮闘することになる。
「陰日干」よりは「陽日干」が能力を発揮する面ではもっと有利で、身弱だが「日干の根」が一つでもあればなおさら良い。
制殺太過で構成された命式の女は絶対に男が財星(財物)で取るために、むやみに官で扱うことができる女ではない。
強い食傷の気運のだめ官殺が無力なので、男たちは制殺太過の女に接する時は"この女にどう接していいか"分からなくなる。
男は女をとるべき財物と認知し、官(権力)を使ったり、食傷(愛情攻勢)を利用して女を誘惑するが、
制殺太過の女はこの二つの技術をすべて無力化させることができる武器を持っているわけだ。
男が食傷を利用し、愛情攻勢を繰り広げても、強力な食傷を持つ制殺太過の女はそれだけの愛情で正確に計算して返す。
男が官(権力)を利用して制殺太過の女を抑えようとすると、強い食傷が(思考力と言語能力)官をすぐ制御してしまう。
これは一見、権力をよく活用する偏官格(七殺格)の女のように見えるが、構造的に完璧に反対される様相の構造である。
また、制殺太過の女は権力に対する欲望がない。
生半可な男から本人(日干)を守るために食傷を使うだけ、男を号令してひざまずかせようとする権力欲がないのだ。
制殺太過の女が論理的に自分を防御し、鋭敏に状況を認知する能力は官殺(男)から本人(日干)を保護しようとする防御欲求を基盤とする。
しかし、制殺太過の女は表向きには強そうに見えるが、心の中はもの凄く脆い。官殺(男性権力)に対する被害意識、または実際に被害を受けた経験のため、「食傷」という武器を使うのだ。
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