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無限の拡張性 偏財
財星は官殺を生する。これを「財生官殺」という。
官殺が共同体社会を意味するので、その官殺を生する財星は「社会(または相手)への関心」と言える。
財星が社会に対する関心だから、能力的には分析能力であり、情報探索能力と言ってもいい。
企業家には契約の成立能力で···。芸能人にはファンとの疎通能力があるという意味で…
科学者にはデータ分析能力で···。失業者にとっては隣近所へのおせっかいだ。
同じ財星でも偏財と正財は違う。
正財が「自分の領域を守る」なら、偏財は「自分の領域を越えた無限の拡張」だ。
偏財を企業に例えれば、系列会社や支店の拡張であり、販路が非常に広いことを意味する。
「世界への経営」がまさに偏財の性向だ!
偏財を普通、豪傑、酒色家、賭博性、虚勢などに区分するが、これは偏財の性向のうち、極めて部分的な性向だけを説明したものだ。
つまり、否定的な傾向だけを集めて表現したものだ。
偏財が遊ぶことを好むのは事実だが、偏財が遊ぶことは個人の満足で遊ぶことではない。
一緒に楽しんでくれる相手がいてこそ、初めて真の幸せを感じるのが偏財だ。
偏財がお金に欲を出すのは、自分一人が豊かに暮らすという意味ではない。そのお金を稼いで一緒に楽しもうという意味!
自分一人で豊かに暮らそうというのは、正財の行動だ。
それで、お金を稼ぐ能力が優秀なのは偏財だが、実際にお金を自分の口座に残すのは正財だ。
事業的な部分を見ても偏財はその特徴がある。
食神格が事業をすれば店舗を置いて販売するのが適格で、偏財格が事業をすれば店舗を置かない無店舗販売が適格だ。
偏財は無限の拡張を意味するからだ。古書で食神を良い意味で評価し、偏財をあまり良くない評価をしたことに理由がある。
昔は貿易の限界があったので偏財を使うのはまさに行商人だった。
しかし、今はどのような状況なのか。
今の消費性向はオフライン取引よりオンライン取引が活性化されている。
賃貸料やその他の費用などにより店舗のある自営業者は収益が減り続けており、
大型物流倉庫を賃貸してオンラインで販売する自営業者は収益が増えている。
Amazonや楽天のような大手企業は言うまでもなく、個人が運営するショッピングモールやブログもその収益と認知度がかなり大きい。
偏財格?
昔は行商人のような商人だったが、今は「通信販売」、「インターネット販売」、「YouTubeクリエイター」と言える。
偏財がないからといって事業ができないわけではない。事業のやり方はいろいろだから! そして、必ずしも事業だけがお金を稼ぐわけではない。
しかし、偏財を持っているということ、それも格として使っているということは今の時代で大金を稼げるひとつの武器を持って生まれたのである。
偏財とは遊ぶものではない。偏財が働けば本当に狂ったように領域を拡張する。
遊ぶことも幅広く、働くことも幅広く、稼ぐことも幅広く稼ぐ。
そのため、偏財はそれ自体が野望だ。
ただ、日干が弱ければ、まともに使えない。
身弱なのに偏財が強ければ、いくら自分が野望が大きく、領域が広くてもその限界点がある。
通変星の中で最も豪快で、魅力的なのが偏財だ。
未来の社会的役割が大いに認められ、仰がれる通変星だ。
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