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食神・傷官が多いと、サラリーマンで成功できない?
四柱推命鑑定士から相談時にこんなことを言われたことがある方がいらっしゃると思う。
「あなたは食神・傷官が多くてサラリーマンで成功するのが難しいです!」
間違った言葉ではない。しかし、このような説明だけでは理解することは容易ではない。
それで再度聞いてみると。。。
「あなたの命式は食傷が多くて職場である官星を無力化させるのであなたは職場生活できない!」
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これは何を意味するのか。
一応結論を先に言うと、食傷が多いとか強ければ職場生活に問題があるのは事実だ!
食傷が多いということは基本的に自分の立場が優先という意味だ。
官殺は職場で自分に何かを要求することなのに、それよりは自分の立場が優先だから…
自分の生活と職場の仕事にバランスか取りにくいという意味だ。
今の言葉で言えば、「Work & Life Balance」が難しいという意味。
食傷が多いということは、自分より無能な上司に会うという意味になる。
官星は上司なのに食傷が多いということは私がその人よりもっと利口で有能だということだから...
上司の業務指示を受けなければならない私が、むしろ上司に仕事を教える状況に置かれやすい。
権利は部下なのに、責任は上司である非常に曖昧な状況に置かれるため、職場生活は苦しい。
食傷が多いということは主人意識を持って働くという意味になる。
身強でありながら食傷が多いと、そのような努力を会社の人たちから認められるが、
総じて食傷の多い命式は身弱だ。
これが問題だ!
⁂命式の原局で特定の通変星が多いと、自然に他の通変星や日干の根が弱くなる。
身弱なので、相手の支持と協力を期待し難い。人は簡単に仕事をしているのに、自分一人で会社の仕事を任されている気分だ。
「私一人で何をしているの?」こんな懐疑心で苦しんでいる。
一番大きな問題は…
食傷が多いということは(特に食神の場合)仕事を「情」でするというのが問題だ。
冷静に聞こえるだろうが、どの分野であれ、どの業種であれ、職場生活は「情」でするものではない。
職場生活というのはもともと利益追求のために集まって行動する集団だからだ。
言い換えれば職場内の人間関係は適当な線を引いて行動してこそ共に楽だ。
しかし食傷多者たちはそれが難しい。条件なしに何かを世話したいと思う性格があるからだ。
人と人との間に適度に線を引いて生活することは、財星多者と官星多者たち(特に財星多者)が上手だ。
そのため、実際に自営業に足を踏み入れる人々は、財星よりも食傷が多い。
食傷の多い人や財星の多い人は、自営業に足を踏み入れるそのきっかけから違う。
財星の多い人たちは、たくさんのお金を稼いで、たくさん使うために自営業に足を踏み入れるのだが、
食傷の多い人たちは、お金や事業への関心よりは、職場生活そのものが合わないので自営業に足を踏み入れるのだ。
つまり、性向の問題だ。
「それでは、私は食傷が多いが、事業をする力量とシードマネーがない。こんな私はどうしよう?」
と悩む方もいらっしゃると思う。
もちろん食傷が多いからといってサラリーマンとして成功できないわけではない。
ただ、他の命式より職場生活をする上で苦労することが多少多いだけだ。
食傷の多い人たちは事務職よりは現場職が働きやすい。
現場職が事務職に比べて人間的な情が通じるからだ。(通常)
食傷が多い方は新入で入社するよりは経歴で入社するのが職場生活がしやすい。
生まれつきの命式そのものが無能な上司に出会いやすいので、新入社員として入社すると、本当に難しくなりやすい。
食傷の多い方は伝統のある会社ではなく、創立間もない会社が仕事につきやすい。
伝統のある会社ほど社員に会社の「伝統」を強要するが、食傷多者はそれを受け入れるのが大変だ。
食神・傷官が多いからといってサラリーマンとして成功できないとは限らない。 ただ、合わない職種と合わない企業があるだけだ。
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なみ (土曜日, 19 3月 2022 00:52)
この文章、納得しすぎて拍手を送りたくなりました。