四柱推命、六爻占術を勉強する空間です。これに基づき、踏み込んだ分析と専門性のある電話・LINE通話鑑定・対面鑑定・メール鑑定など、様々な形式で鑑定を実施しておりますので、お気軽にご相談下さい。
ご相談及びご受講のお問い合わせ
※相談や授業中は電話に出られない場合がございますので、よろしければLINEやメールよりご予約ください。
080-1391-4810
合と冲の真実
四柱推命の勉強をしていると、難関に突き当たるいくつかの場合がある。
1. 四柱推命そのものを習得することの難しさ
2.四柱推命資料を手に入れることの難しさ
3.四柱推命に関する固定観念から抜け出せないことの難しさ
その中で最も多くの人々が経験する困難が、まさに固定観念から抜け出せないことだ。
原理の理解をもとにした原則（論理）のない四柱推命鑑定をするからそんな結果が出るのに…
その中で代表的なのが「合」と「冲」の解釈方法だ。
「合なら無条件良い」、「冲なら無条件悪い」
干支同士が合になれば良いし、干支同士が冲になれば悪い？
本当にこんなことを言う人たちは⌜自分が何を言っているのか？⌟、⌜その意味でも知っているのか?⌟
知って騒いでいるものではない。
本当にこんなことを言う人たちは
自分が何を言っているのか?
その意味でも知っているのか?
四柱推命学に初めて接する人々、そして長く勉強しても命式を分析するにはテクニックが足りない人々の共通点がある。
そのうちの一つが⌜必要以上に過度に合、冲に執着する⌟それでもそれがどういう意味なのかをまともに分かっていれば理解できるが、それがどういう意味なのか分からないのに...
余談だが、
信じられない人がいるかもしれないが、私に自分の運勢を尋ねる占い師が何人かいる。その人たちはその人たち自身が他人の運勢と悩みを相談に乗ってくれるが、いざ自分の運勢は私に聞くということ自体を私は初めには到底理解できなかったが··· 今は理解している。
その人たちの見解も⌜合であれば無条件良く、冲であれば無条件悪い⌟という枠に縛られている。
例えば、当事者が女性だと仮定するなら、年運から流入する官星が日支と合になると、⌜今年は良い出会いがあるはず⌟と解釈してしまうことが多い。
しかし、そのように解釈すれば、大きな過ちを犯すことになる。命式自体の構成で官星が合になった時には官星が印星に変わってしまうであれ、印星が食傷に変わってしまえば、その年の運勢は全く違う方向に進む。また、良くない作用をすると、その年に出会った男性による物質的、精神的被害が深刻なものだということを全く予想できない、本当に生半可な解釈になってしまう。
合は出会いだ。どのような合かによって、その出会いの性格は変わる。「合」そのものは「良い」「悪い」の概念よりは、「合」という出会いがどのような出会いかによって自分の人生で利益になったり、損をしたりするのだ。
むしろ、合が多すぎると、干支の本質が歪曲されてしまう。会いたくなくても断れない人だ。
そうした人々が常に人間関係に悩む。誰かの頼みを断りにくい。
そのため、合が多すぎると命式のレベルが落ちる。つまりその人が発展性がない。優柔不断な性格だ。
噛まれることを知りながらも虎の口に手を入れることが、まさに「合」の多い命式だ。
合が出会いを意味するなら、冲は別れである。いや、もっと正確に表現すると距離を置くのが正しいと思う。
冲は大体、地支にのみ適用されるので方位的な要素が入っている。空間的な概念があるという意味だ。
冲は水火と金木の関係なので、剋とは違って抑圧に素直に応じないという意味にもなる。
対蹠点に立って自分の立場を曲げないことを意味する。それで冲は所信だ。
冲というものが別れという意味に解釈されるので悪いと思うが。。。
別れ自体が悪いのではなく、どのような別れかによって良いか、悪いかを論じることができる。合と同じだ。
命式原局に何かが合で結ばれている状況が演出されているなら、運から冲で「合」を解消すると、結ばれている成分が本来の役割を果たすことになる。良い意味でも悪い意味でも。。。
別れというのは良い状況での別れは損失だが、悪い状況での別れは新しい出発だからだ。
しかし、冲も合と同様に冲が多すぎると、命式のレベルが落ちる。
地支に冲がひどいというのは、人間が柔軟性がなくて、全てのことに自分の立場だけを押し出すという意味だからだ。また、常に緊張と焦燥の連続性でストレスを抱えている人だ。
それこそ「一匹狼」を自任するので、周辺との摩擦は避けられない人生だ。
その上、刑殺が重なれば争いに広がりやすく、身弱ならその被害をそのまま耐えなければならない。
もちろん命式が身旺であっても、冲がひどければ摩擦を避けることができないのは事実だが、その被害は違う。
命式が身旺というのは勝てる戦いだけするという意味だから！
「合」と「冲」はこのような意味なのに、なぜ四柱推命に関わる人々は、「合なら無条件良い」、「冲なら無条件悪い」と解釈するのだろうか。
その理由がある。それはその人たちが占学の影響をたくさん受けているからだ。
似ているようだが、四柱推命学と占学は違う。四柱推命学は⌜生剋制化⌟が中心で、占学は「合」と「冲」が中心だ。
巨視的観点の四柱推命学と微視的観点の占学が違うのだが、これを同一視するため解釈の間違いが出るのだ！
そして合冲とは異なり、生剋制化がはるかに難しい。それで生剋制化の解釈が難しい人々が合冲に執着する。
そのため、解釈の限界が出てきて、そこで無理やりに合わせようとしたため、固定観念が固まる。
合冲を使うこと自体が問題ではない。使うとしても用途に合わせて使わなければならないのに、やたらに使うから問題だ。
特に相性を見るときにお互いの干支を照らし合わせて
⌜合なら、相性がとても良いから結婚したら幸せですよ~⌟
⌜冲ならお互いに喧嘩ばかりするから別れてください~⌟... こんな無知な解釈があふれている。
相性なんてそんなものじゃない。合と冲の意味もまたそうではない。
「合」と「冲」というのはある背景に対する状況説明の方式だ。
背景に関する何の考えもなく、状況説明だけで命式を解釈しようとするということは、⌜月は見ず、月を指す指だけを見る⌟のと大差ない。
コメントをお書きください