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四柱推命心理-調候は本能的に惹かれること
四柱推命学の観法を見ると、調候というものがある。文字通り直訳すれば、気候を調節するという意味だ。五行の温熱などの状態を調べ、調節することだ。水火の調和が維持されることが必須条件だ。
気候を調節する? どうやって調節しようか?
人は自然の一部だ。したがって、自然の影響を受けるのが当然だが、その中で気候という部分の影響力が大きい。
人間の習性は暑ければエアコンをつけ、寒ければストーブをつけ、夏の梅雨のように湿気が多い場合は除湿機をつけ、冬のように空気が乾燥すれば加湿器をつける。
人はこの寒暖燥湿の中で一つでもバランスが崩れても不快と不便を感じる。それで調候は本能だ。
調候は生命体の本能なので、利害打算とは無関係だ。
(結果的には利害打算と結びつくが、利害打算のために調候を使わない。)
私たちが夏にはエアコンをつけてもつけても満足感を感じにくく、冬にはストーブをつけてもつけても満足感を感じにくい。
四柱推命も同様に調候というものは満たしてもこの程度で十分だという満足感がない。
ただ、調候を満たす文字(干支)が基本的に通根し、共生を受けていれば役割を果たしていると見ても良い。
例えば···。
火旺節の命式が天干に丙火があり、丙火が地支に通根し、丙火が木の生を受ければ調候を満たしてくれるのだ。
水旺節の命式が天干に癸水があり、癸水が地支に通根し、癸水が金の生を受ければ調候を満たしてくれているのだ。
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調候は自然環境で経験する極めて本能的に渇望するものであるため、後天的な内面心理を見ることに効果的だ。
これはすなわち体質(東洋医学の四象体質)にもつながり、健康問題とも密接な関連がある。
調候を渇望するというのは本能的に満たしたいという切実な願いがあるという意味だ。それが経済性があるかないかは関係ない。
調候のバランスが良いと、その切実な夢を叶えようと積極的に努力する。運の流れで助けてあげれば、その夢が現実になる。
調候のバランスが惡いと、切実な夢はただ雲をつかむように願うだけだ。運の流れで助けられても、そのまま流しやすい。
人との出会いにおいても調候として惹かれる縁は特別だ。
通変星の組み合わせで見る出会いはその理由が明確だ。利害打算であれ、価値観が似ていても、明らかなその理由があるのが通変星との組み合わせだ。
しかし、調候間の出会いは特別な理由がない。本能的にその人に好感を持つのだ。酷寒の日に暖かい日差しが良いのは特別な理由がない。
ただ、本能的に暖かさを探すからだ。
それで相性を見るときにお互いに通変星でよく合う人の結婚生活が違うし。。。 互いに調候でよく合う人の結婚生活が違う。
調候は自分が好きなものを本能的に渇望する一つの幸せであり、夢であり、希望である。
成功と失敗の尺度とは言い難いが、調候が満たされることによって、人は本当に幸せな生活を送ることができる。
頭で理解するのが通変星なら、心で感じるのは調候だ。
なので、調候はヒューマニティー [humanity]だ!
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