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月支の意味を正しく知る
多くの四柱推命学のコミュニティを見てみると、「日干に命をかける(?)人々」が多い。全体的な雰囲気の流れもそうだ。
占い師として活動していながら、そう主張する人たちがいる。「日柱が全体命式の80%を占めるという?」
自分の意見を主張するのは自由だと思う。しかし、その主張には根拠と論理がなければならない。
日柱が全体命式の80%の割合なら、他の年柱 · 月柱 · 時柱は皆付添いになるのか?
日干が重要だということを知っている人は多い。しかし、なぜ重要なのか、ある意味で重要なのかを知っている人は少ない。
「日干」が「私」を象徴する意味なので、重要だという方がいるが、それでは、日干ではない他のものは「私」ではないのか?
命式の8文字はみんな自分だ。日干はその中でも生まれつきの自我を意味するだけだ!
ま、これも大事ではある。
違う通変星を解釈するのではなく、自分自身を見るのなら、命式の8文字はすべて自分自身である。
その中で月支は「社会的な私」と言える。「私らしい私」である日干とはかなり違う意味になる。
説明が難しければ、このように比喩してもよさそうだ。日干が個人なら、月支は国籍と同じだ。
同じ庚金日干も、未月の庚金日干と寅月の庚金日干の差は…。
米国籍の渡辺と日本籍の渡辺の差ほど大きい。
渡辺という個人が同じでも国籍によって守るべき法 · 慣習 · 文化 · 言語 · 自然環境 · 経済活動のパターンが違うように。。。
同じ日干でも、どのような月に生まれたかによって、些細なことから人生が変わる。
日本国籍の渡辺は日本国籍という理由だけで、日本で定められた法律を守らなければならない。
日本国籍の渡辺は日本国籍という理由だけで、日本語を使わなければならない。
日本国籍の渡辺は日本国籍という理由だけで、四季を過ごさなければならない。
日本国籍の渡辺は日本国籍という理由だけで、日本の文化を経験しなければならない。
もし、渡辺が日本国籍ではなく、他の国の国籍を持って該当国家で住んだら...
渡辺という人の人生が些細なことからずいぶん変わったはずだ。
同じ牛肉も米国社会では主食だが、インド社会では食べられないように与えられた社会と環境は個人を支配する。
四柱推命学でも普通「未月の庚金です」、「子月の丁火です」このように表現する理由がそうだ。
「何月の何日干ですか」 この表現は「日本国籍の渡辺です」、「日本国籍のマイケルです」という表現と同じだ。
日干が生まれつきの個人的情緒なら、月支は彼が属する社会の普遍的情緒になる!
日干は困難に直面した時に現れる姿になり、月支は普段の社会で現れる姿になる!
月支が勢力が最も強く、四柱推命鑑定の出発点になるのは、このような理由があるからだ。
いくら渡辺個人の特性があっても、彼が属した社会が何かによって変わるからだ。
それで月支は故郷になり、暮らしの基盤になり、家庭になり、親になるのだ。
月支は単に特定期間を意味するのではない。
暮らしに多大な影響を与えるのが月支であるため、宗教的に表現すれば業(karma)となる。良くても悪くても経験しなければならない人生のくびきだ。
その変化は大運から来る。大運が運の中で最も影響力が大きい理由だ。原局の月柱の延長線が大運であるからだ。
月支から出る格をその人の価値観と定義する理由も、月支が命式の当事者が経験する避けられない環境だからだ。
その人が正しいと信じるそのような価値観は、そんな月支という環境で徹底的に後天的に学習される部分だからだ。
日干が幸せと不幸を見極める基準なら、月支は成功と失敗を見極める基準になる!
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