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【相性診断】 仮面夫婦にならないために
コロナでいろいろな厳しい状況だが、結婚シーズンなので、相性について問い合わせられる方が多い。
相性診断をするたびに感じる部分だが、
お互いに相性がいいと思う方の中で、その結果が逆に出る場合が多い。
男女共にお互いに自分にない部分を魅力と感じる場合が多いからだ。
そういう魅力にはまって客観的な判断ができずにただ今の時点、目に見える状況だけ判断してしまうので、
相性診断の結果を説明する時、困る場合がかなり多い。
本当のことを言うと大きく失望するだろうし、だからといって嘘を言うことはできないからだ。
人はだいたい自分の持っていないものをうらやむ。それで恋愛をする時はお互いに違う価値観が相手の魅力に見えるようになる。
しかし、結婚生活では互いに相反する価値観は絶対に良くない。
四柱推命学で価値観は格だ。
例えば、
傷官格の女性と正官格の男性がお互い会って結婚をすると仮定すれば、どんな問題点が発生するか?
(もちろん格、一つだけで判断することは絶対禁物だ。四柱推命命式の構成を総合的に判断しないと大きなミスを犯す恐れがある)
傷官格は進歩的な考え方を持っている。
正官格は保守的な考え方を持っている。
正官格の夫は無条件に「私の言うことが正しく正当なので、あなた(妻)は私の言うことには無条件従わなければならない」と要求する。
正官格は自分の考えどおりに相手が動くことを望む独裁性がある。
しかし、傷官格の妻は目障りな部分は必ず指摘しなければ気がすまない。
傷官格は、敢えて暴き出さなくてもいい過ちを、ついに暴いてしまう果断性がある。
このような出会い自体が相剋の出会いだ。
すでにお互いに見つめる時点が違う。
それが、あらゆる不和の始まりだ。
運の流れと関係なく、結婚生活の間、葛藤を時限爆弾のように持って生きている。
このような夫婦が運が悪くなると、家庭不和がさらに深刻になり、その結果は家庭が崩壊する結果につながる。
価値観が相剋でも、自分が我慢して自分が理解すればいいと言う人もいる。
あの方は大変な勘違いをされているのだ。血を分けた親や兄弟の間でも価値観が合わなければ共存できないのが人の人生だ。
ましてや一滴の血も混じっていない夫婦がそうするというのが言葉のように簡単な問題だろうか。
もちろん、どちらか一方的な犠牲をして生きれば可能だ。
しかし、それも昔話だ。
今の世の中、誰が自ら配偶者のために一方的な犠牲を自任するだろうか。
若い世代ほどひどい。
それで、離婚が人生の汚点にならない時代になった。
たとえどちらかの一方的な犠牲によって家庭が維持されるとしても、果たしてそのような家庭が望ましい家庭だと言えるだろうか。
自分自身にも大きな傷だが、子どもにも取り返しのつかない傷を与えるのだ。
そのような家庭不和を見なければならない子どもの苦痛も大きい。
お金が多く、社会的地位が高いからといって例外ではない。
自分と性格的に合わない人と、お金のために我慢して生きていることほど悲惨な結婚生活はない。
法的な関係の夫婦であって、実質的な人生の幸福度は非常に落ちる。
ショーウィンドー夫婦…
仮面夫婦…
このような家庭は想像以上に多い。
このような不幸を未然に防ぐためには、必ず相性診断をきちんと受け、相手と交際しなければならないと思う。
結婚は主観的な感情で決定するので、お互いに間違った判断をしやすくなる。
だれの助言も聞こうとしない
自分が見て感じる相手は氷山の一角だ。
夫婦は互いに同じ所を眺めなければならない。
お互いに向かい合って対峙してはいけない。
そうしてこそ、大運が悪くても、お互いに支え合い、慰め合いながら生きていける。
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