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【相性を見るべき理由】良縁と悪縁
見物生心(韓国の四字熟語 : 物を見ると欲しい欲望が生まれる心)
本当に人の心をとてもよく分かるように表現した四字熟語だ。
何の制裁もなく、結果に責任も負わないと仮定した時、自分の欲望を満たしてくれる何かが目の前にあったら、果たしてそれを拒否する人がいるだろうか。
ごく少数の聖者を除くほとんどの人たちがそれを拒否することはできないだろう。
人は欲望の動物だからだ。各自の欲望が違うだけ(大半はお金と人気だろうが)、誰もが持っている。
人が過ちを犯し、それによって「業(Karma)」を積んでいく理由の大部分がまさに見物生心だ。
我々は、普通、悪い人を見るとその人自体を悪く見ることが多いが、実は本質的に悪い人はあまりいない。
その人の状況そのものがその人を悪くしている。それがほとんどだ。
そのため、3日間食べなければ、盗みをしない人はほとんどいない。一旦は自分が生きなければならないから!
人が困難を経験した理由は大きく二つあるが、一つは生まれつきの四柱推命命式(生まれた生年月日で算出したデータ)の影響で、もう一つは自分自身の振る舞いだ。
前者は前世の業(Karma)となり、後者は現世の業(Karma)となる。
すでに過ぎ去った前世の業は仕方がないとしても、現世の業は今作っていくのだから、今の選択と行動は本当に重要だ。
現世で数え切れない過ちを犯す理由が「過ちを犯すしかない状況」に置かれるからだ。
代表的なのが相性だ。このような相性が悪いほど相手に過ちを犯すことになる。
それで、相性を見る理由は自分自身が今楽になるための理由もあるが、もう一段階進んで相手に悪いことをしないためだ。
相性の悪い人同士は必然的にトラブルが生じざるを得ず、その結果、互いに言葉と行動で傷をつけることになる。
そんなふうに相手への過ちは、結局自分の業(Karma)になって自分の行く手を阻む。
相手(必ずしも異性ではなくても)が自分を苦しめるなら、自らこのような質問を投げかけてみなければならない。
あの人が私ではなく、他の人に会ったとしたら果たしてこんなに対するだろうか?
もし自分と他の人に接するのが違うとしたら相手と私が互いに相性が合わないのではないだろうか?
そうすると、相手が私ではない、よく合う他の人と関係があると、違う評価を受けることができるのではないろうか?
良縁と悪縁は本質的な問題ではない。
極端に言えば、天下の悪人も自分に優しくしてあげればその人は良い人だし、
仏やイエスのような聖者も、自分に優しくしてあげないと、その人は悪い人だ。自分の都合よく考えるのが人だ。
通変星が「四柱推命の花」と呼ばれる理由がここから出ている。干支が本質的な意味なら、通変星は関係的な意味だからだ。
自分の苦痛を減らしたいのか?
相手に過ちを犯さないようにしたいのか?
それなら、自分の命式を見て振舞わなければならない。
自分と合わない相手を自分の思い通りに直そうとするその時点から、自分が相手に多くの過ちを犯すことになる。相手も同じだ。
あなたの職場の上司も、あなたのボーイフレンドも、あなたではなく他の人と縁があれば、今とは違う評価を受けたかもしれない。
もちろん今苦しんでいるあなたも同じだ。
良縁は金持ちで、社会的地位の高い人ではない。
自分とよく合う人、それで自分に優しくしてくれて自分も優しくしてくれる人が良い縁だ。
みんなとうまくいくことはできない。それでは、敢えてだれ彼と結びついて業を作る必要があるだろうか。
そうして作った業が、結局自分を苦しめる。人を選り分けながら会わなければならない理由だ。
同時に、私たちが四柱推命学を勉強しなければならない理由でもある。
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