四柱推命鑑定士「昭晴akiharu」です。
ブログにご訪問いただきありがとうございます。
ブログのテーマの中でこの前ポスティングした六十干支をより分かりやすく、日常生活に取り入れられるように解釈してポスティングしようと思います。
四柱推命を勉強される方や、関心のある方に良い情報になると思いますので、ご声援よろしくお願いします。
それでは今から今日のテーマである <六十干支とは?> についてはじめたいと思います。
<六十干支の意味>
1. 四柱八字
よく使う用語の中で四柱八字という言葉があります。
四柱八字という言葉は四柱推命学の基本概念から生まれた言葉です。
四柱推命学の基本概念は人が生まれた年、月、日、時で、その人の性向と運命を予測するというものです。
生まれた年、月、日、時に該当する陰陽五行の相性と気運が人を構成すると考えられます。
ここで出た言葉が四柱八字です。
年·月·日·時の四つなので、
年柱、月柱、日柱、時柱の四つの柱です。
ここで四柱という言葉が誕生したのです。
次に
各柱ごとに天が一つ、地が一つあります。
天干と地支で成り立っています。
天は「干」の字を付けて、年干、月干、日干、時干
地は「支」の字を付けて、年支、月支、日支、時支と呼びます。
四つの柱、各柱ごとに天と地がありますので、4×2=8 ⇨ 総文字数が8個です。
こんな理由で八つの文字、つまり八字です。
その語源について意外に知らない方が多いのが現実です。
2. 日柱
それでは、日柱について見ていきましょう。
上で見たように、日柱とは人が生まれた日を意味します。
下の図は「2021年10月13日」生まれの人の命式です。
日柱の天干に当たる部分が甲
日柱の地支に当たる部分が午です。
この日、ある人が生まれたとしたら、
その人の日柱が「甲」と「午」、つまり「甲午」になります。
または「甲午」の日に生まれたと言えます。
甲午の日に生まれた人はどのような共通の性向を持っています。
その共通した性向を集めて整理したのが、日柱に対する理論、つまり六十干支論です。
東洋の時間観は循環する時間観で、西洋の直線的な時間観とはその軌を異にします。
自分を過ぎ去った時間は、ある意味のある周期で再び自分に戻ってきます。
命式で、年柱と日柱は60個の単位で回ります。
辛丑年に生まれた人なら59年経ったら、また辛丑年が戻ってくるというふうです。
年柱と同様に、日柱も60個の単位で回ります。
今日生まれた人と、今日から59日以降に生まれた人の日柱が同じなのですね。
現代の四柱推命学では、
日柱の中で天に当たる日干を基準に全体の命式を解釈します。
金運、恋愛運、仕事運といったものも、すべて日干を中心に設定されたのです。
現代の四柱推命学では「日干」がすなわち「自分」を意味します。
個人のアイデンティティ、自我、根源を表す所がまさに日干です。
日干の下にある日支は配偶者の席です。
自分と配偶者がいずれも日干と日支にあるので、現代の四柱推命学では
年柱、月柱、時柱より日柱が中心になるしかありません。
また、日柱が個人の現住所と性向を最もよく表していると見るのが概ねの意見です。
しかし、そのような日柱の性向も、命式の他の6文字の影響によって様々に変化するということは必ず肝に銘じなければならない部分です。
3. 出ながら
現代の四柱推命学が日柱(または日干)中心なので、日柱を理解するということは明代以降の四柱推命学の精髄と核心を把握する重要な作業であり、性向分析の基礎になります。
今日のポスティングはここまでです。
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