【四柱推命通変星】比劫多者「群劫爭財、群比爭財」の結婚生活と男女関係 | 東京都世田谷区の占い師 昭晴

韓国釜山出身/鑑定歴29年・講師歴17年/鑑定件数 約50000件超(令和3年3月現在)

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時代が変わり、結婚の概念も変わりましたが、結婚生活が容易ではないのは昔も今も同じです。

普通、幸せな結婚生活のために相性診断を依頼することもありますが、命式の構造上、相性とは関係なく結婚生活自体が合わない人もいます。

 

代表的な組み合わせが比劫多者の命式です。

 

四柱推命を少しでも勉強したことがある人はわかりますが、比劫は自分と同類の人たちです。

この仲間は状況によって味方になったり敵になったりしますが、恋愛/結婚問題においては徹底的に敵です。

まず男性から見ると、

 

時 日 月 年 (乾命 · 男性)

乙 甲 戊 乙

ㅇ ㅇ ㅇ ㅇ

 

男性の命式で女性は財星ですが、上記の例題は 「甲 · 日干」と「乙 · 劫財」が一緒に「戊 · 偏財」を剋しています。 四柱推命用語で「群劫爭財」の命式と呼ばれています。

 

群劫爭財の組み合わせは結婚生活において二つの状況が現れます。

 

 

1. 自分の女を他の男も関心を持つ状況

2. 自分の女が自分を他の男と比較する状況

 

 

比劫が財星を剋するので、他の男が自分の女に関心を持つという意味で、

財星の立場では日干以外の比劫も同時に見ることになるので、自然に自分の男を他の男と比較することになります。

 

このようなことを考えてみると、恋愛と結婚生活、特に結婚生活で絶対に良い作用をすることができません。

 

恋愛関係はお金と権力とは違って、分離して所有できるものではないからです。

男性の実際の命式です。

 

辛·日干が月支と日支に比肩があり、

年支の偏印も月支と合になって事実上比肩です。

 

典型的な群比爭財の命式です。

 

この人が出会う女はこの人だけ目をつけているのではありません。

 

同時に、この人が出会う女は、この人と他の男を秤にかけながら比較します。配偶者運が非常にわるい人です。

 

このような命式は、誰と結婚しても相手が誰でも関係なく幸せな結婚生活を保障されにくいです。

一緒に暮らす女がいつも「よりお金が多い男」「よりハンサムな男」「より魅力ある男」と比較するからです。

 

普段、葛藤を時限爆弾のように持っているので、運がわるくなると離婚する可能性が非常に高いです。

どんな女に出会っても、このような状況を避けて通れないという意味です。

それなら、この女性はどうでしょうか?

 

この女性も同じです。この女性の命式もやはり比劫は自分と同類の人々です。

異性関係を論じる時、比劫は自分の男がよそ見できる別の女なのです。

 

時 日 月 年 (坤命 · 女性)

癸 癸 己 癸

ㅇ ㅇ ㅇ ㅇ

 

やはり男性の場合と同じです。女の命式で男は官殺ですが、上記の命式は「癸 · 日干」（自分）と「癸 · 比肩」（他の女）が「己 · 偏官」から剋されています。

 

 

このような組み合わせは結婚生活で二つの状況が現れます。

 

1. 自分の男が他の女にも関心を持つ状況

2. 自分の男が自分を他の女と比較する状況

 

男の群劫爭財とその現象は似ていますが、群劫爭財の状況がさらに悪いです。

 

その理由は男は陽で、女は陰だからです。

 

陽より陰が比較する傾向が強く、陽は本質が重要で陰は関係が重要だからです。

それで物を買う時も男はスペックを見て買いますが、女はレビューを見て買います。

 

同じ比較対象があっても、男性に比べて女性が相手のパートナーを比較するものです。

それで、群劫爭財、群比爭財の命式の方が結婚生活がもっと大変です。

 

群劫爭財、群比爭財の命式は運と関係なく常に相手の配偶者を比較するということから自由ではありません。

どちらも比劫多者という共通点があります。

 

相性がいいとか相性がわるいとかは関係なく結婚生活自体に苦情が多いです。