韓国釜山出身/鑑定歴32年・講師歴20年/鑑定件数 約50000件超(令和5年3月現在)
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幸福度が低下する原因となる偏官七殺
この命式の最大の特徴は土が多すぎて、
かなり強いということです。
月支を含む土が非常に強いということは、
土と相関関係のある特定の五行の問題として現れ、
注意深く見るべきことは月支に強く現れている
五行の特徴と通変星の順機能が
逆機能に変質して現れることです。
特に、
この方の命式で土は食神傷官で、一人ぼっちになっている
丙のエネルギーをさらに弱める要因になります。
この方の命式の特徴をまとめてみると、
月支を含む土が多すぎることと、
さらに深刻なことは、日干 丙のエネルギーの源となる
木が現れていないこと、月柱と日柱の沖の関係、
つまり
月干の偏官七殺である
壬から日干 丙が沖らされていることと、
日支の辰と月支の戌、日支の辰と時支の戌との沖、
一言で言えば、
土があまりにも多く現れていることと、
沖が形成されすぎていることがこの方の最大の短所だと言えます。
そして、命式自体に沖が形成されていたり、
命式と運の流れで、沖が形成されているたからといって
必ずしも悪影響を及ぼすわけではありませんが、
沖というのは対蹠点にある五行がぶつかり合うことによって
五行の純粋さが変質したり、生剋制化の機能が
弱くなるということを意味するので、
この方の命式のように上下左右で
沖が多く形成されているということは、
この方の人生全般にわたって
否定的な結果として現れるしかありません。
ですから、
この方の命式で、沖が多すぎるということは、
事件事故、異性運、健康運、金運、仕事運など
この方の人生の様々な面で否定的な状況が
起こりうる原因だと理解してください。
そして、
日干が偏官七殺から沖される状況まで重なっているということは
心理的不安、精神的ストレスに弱いと言えますので、
この方の生活の幸福度が低下しかねない要因とも言えます。
もちろん
人が生きることに対して幸せを感じるのは、
その人の価値観や生き方によって異なりますが、
この方のように天干と地支にわたって
沖の状況があまりにも多く成立しているということは、
幸福度が低下する可能性が非常に高いと判断できます。
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